70台を目指すとき、パット数やパーオン率は現在地を知る便利な指標です。ただし「30パット以下なら必ず80切り」「パーオン率50%なら十分」といった一つの数字だけで達成条件を決めることはできません。グリーンを外して寄せが良ければパット数は少なくなり、パーオンが多ければ長いファーストパットが増えることもあります。80切りの基準は、パット数とパーオン率を別々に追うのではなく、ペナルティ、寄せ、3パット、ダブルボギー以上と組み合わせて見ることが重要です。この記事では数値の読み方と、自分に合う目標設定を解説します。
80切りに必要なパット数は一つの数字では決まらない
総パット数は分かりやすい指標ですが、グリーンへ乗るまでの打数やアプローチの結果によって意味が変わります。
30台前半などの数字を絶対条件にしない
70台のラウンドでもパーオンが多く長いパットが残れば総パット数が増える場合があり、逆にパーオンが少なく寄せが良ければ少なくなる場合があります。
- パーオン数
- 3パット数
- 1パット数
- ファーストパット距離
- 寄せ後の距離
総数だけでパッティングの良し悪しを決めないことが大切です。
3パット数を重要指標にする
70台を狙うラウンドでは、パーオン後の3パットや長距離からの大きな距離ミスがボギーを増やします。
【3パットの原因】
- ファーストパットの大ショート
- 大オーバー
- 返しの短いパット
- 難しい下りを残した
3パットした距離と原因を記録します。
短いパットの成功率を別に測る
総パット数が良くても、短いパーパットを何度も外していれば改善余地があります。
- 一定距離から10球
- 成功数
- 左ミス
- 右ミス
- 打点
練習グリーンでは同じテストを定期的に行います。
ロングパットはゾーン内率を見る
長距離はカップイン率より、次を入れやすい範囲へ止められる割合が実戦的です。
自分の平均ファーストパット距離も考慮します。
パーオン率は高いほど有利だが絶対条件ではない
パーオンが増えればパーやバーディーの機会は増えますが、70台を出す方法はパーオンだけではありません。
パーオンの定義をそろえて記録する
一般には、そのホールのパーより2打少ない打数以内でグリーンへ乗せることをパーオンとして記録します。
- パー3=1打でオン
- パー4=2打以内でオン
- パー5=3打以内でオン
自分で記録する際は同じ定義を継続して使います。
50%などの目安を合否ラインにしない
9ホール程度パーオンできるラウンドは70台の機会を作りやすい一例ですが、グリーンを外した後の寄せやパット、ペナルティ数で最終スコアは変わります。
【数字の注意点】
- コース難度
- 使用ティー
- グリーンサイズ
- 風
- プレーヤーの寄せ能力
固定のパーオン率を全員の必須条件にしないことが重要です。
パーオンできなかったホールの結果を見る
グリーンを外しても寄せてパー、または2打で上がってボギーなら大きな失点ではありません。
- 寄せワン
- ボギー
- ダブルボギー以上
- アプローチの大ミス
パーオン率が低い場合はリカバリー能力も合わせて評価します。
パーオンを狙うことで大事故が増えていないか見る
長いクラブで無理にグリーンを狙い、池やOBが増えるなら数字を上げることがスコア改善にならない場合があります。
成功率と失敗時の損失を比較して狙います。
パット数とパーオン率は組み合わせて評価する
二つの指標を組み合わせると、ショットとショートゲームのどこに改善余地があるか見えやすくなります。
パーオンが多くパットが多い場合
ショットでグリーンへ乗っている一方、長いファーストパットの距離感や短いパットの決定率が課題かもしれません。
- 平均的なファーストパット距離
- 3パット
- 短いパットの失敗
- 難しい位置へのパーオン
単純にパターが悪いと決めず、乗った位置も確認します。
パーオンが少なくパットも少ない場合
アプローチが寄って1パットが増えている可能性があり、総パット数だけを見ると非常に良く見えます。
- 寄せワン
- アプローチ回数
- ボギーオン
- ダブルボギー以上
ショット改善が必要かどうかはグリーンへ乗るまでの打数で判断します。
パーオンが少なくパットも多い場合
ショットでグリーンを外し、さらにアプローチ後の距離が長い、または3パットが多い可能性があります。
【優先順位】
- ペナルティを確認
- アプローチの大ミス
- ロングパット距離感
- 短いパット
一度に全部直さず最大の失点源から練習します。
パーオンもパットも良いのに80を切れない場合
ティーショットのペナルティ、バンカー、リカバリーなど別の場所で打数を失っている可能性があります。
スコア全体をショットカテゴリへ分解します。
自分専用の80切り基準を作る方法
一般的な目安を探すより、直近の自分のラウンドから79以下に必要な改善量を計算する方が実用的です。
直近5〜10ラウンド程度を並べる
ラウンド数は厳密な決まりではありませんが、一回だけでなく複数回を見ると偶然の好不調を減らせます。
- スコア
- パーオン数
- 総パット
- 3パット
- ペナルティ
- ダブルボギー以上
記録できる範囲から始めます。
70台に近かったラウンドを比較する
80、81、82など惜しかったラウンドで、あと何打をどこから減らせたか確認します。
- 3パット1回
- OB1回
- 短いパット1回
- アプローチ2回打ち
同じ項目が複数ラウンドで続けば優先課題です。
パーオン目標を段階的に上げる
現在の平均が低い人が急に高い数値だけを追うと、危険なグリーン狙いが増える場合があります。
【段階目標】
- 現状を測る
- 安全に狙えるホールを増やす
- 縦距離を改善
- 結果を再計測
スコアを悪化させずにパーオンが増えているかを見ます。
パット目標も内容で設定する
総パット数だけでなく、3パットゼロや短距離成功率など、自分の課題に合う指標を設定します。
達成後は次の弱点へ目標を更新します。
70台へつなげるショット・パット練習
数値を記録したら、その指標を改善できる練習へ結び付けます。
パーオン不足なら距離と左右幅を測る
アイアンを何球も打つだけでなく、目標グリーンを想定した幅へ何球入るか記録します。
【アイアン10球テスト】
- 目標幅を設定
- 10球打つ
- 左右ミス
- ショート・オーバー
- 成功数
クラブごとに傾向を比べます。
3パットが多ければロングパットを優先する
複数距離から一球ずつ打ち、カップ周辺のゾーンへ止まった割合を測ります。
- 短・中・長距離
- 上り
- 下り
- ゾーン内率
同じ場所から連続で打った後はランダム練習へ移ります。
短いパットを外すなら方向性を測る
比較的直線に近い場所で、狙ったスタート方向へ出せるかを確認します。
- 10球
- 成功数
- 左ミス
- 右ミス
- 打点
ライン読みとストロークの問題を分けます。
複数ラウンドや複数球の結果を記録し、成功だけでなく失点やミスの種類も比較すると、改善すべき優先順位をより具体的に判断できます。
ラウンドで数値が改善したか確認する
練習場で良くなっても、コースでパーオンや3パット、大叩きが変わらなければ練習内容を再検討します。
複数ラウンドの傾向で評価すると判断しやすくなります。