ゴルフのオナーとは?ティーショットの順番に関する用語を解説

ゴルフのペナルティーには、1罰打、一般の罰、失格など複数の種類があります。初心者は「この違反は何罰打」と個別に暗記するより、まず罰の種類と代表的な場面を整理すると理解しやすくなります。

重要なのは「1罰打」と「一般の罰」を区別することです。一般の罰はストロークプレーでは2罰打、マッチプレーではそのホールの負けとなるため、競技形式によって表れ方が違います。

ゴルフのペナルティーにはどんな種類がある?

ゴルフ規則では、違反内容に応じて1罰打、一般の罰、失格などが定められています。すべての違反を「1打か2打」で説明できるわけではありません。

1罰打とは

規則により1罰打が定められている場合、実際に行ったストローク数へ1打を加えます。ペナルティーエリアからの救済など、罰を受けて選択できる処置にも使われます。

【1罰打が関係する代表例】

  • ペナルティーエリアから罰ありの救済
  • アンプレヤブルの救済
  • ストロークと距離の救済
  • 自分の球を動かした一部のケース

例外や具体的処置は該当規則を確認します。

一般の罰とは

一般の罰は、ストロークプレーでは2罰打、マッチプレーではそのホールの負けです。誤所からのプレーなど多くの規則違反で使われます。

【一般の罰】

  • ストロークプレー=2罰打
  • マッチプレー=ホールの負け
  • 違反規則で『一般の罰』と示される
  • 競技形式を確認する

「一般の罰=いつでも2打」ではありません。

失格になる場合もある

重大な規則違反やスコアカードに関する特定の違反などでは失格となる場合があります。

【失格に注意する場面】

  • 重大な不正行為
  • 故意に規則を無視する合意
  • スコアカードに関する特定の違反
  • 競技条件上の失格事項

ローカルルールで罰が修正される場合もあるため競技条件を確認します。

罰なしの救済もある

動かせない障害物や異常なコース状態など、条件を満たせば罰なしの救済を受けられる場面もあります。

 
まず『罰ありの救済か、罰なしの救済か、規則違反への罰か』を分けて考えると整理しやすくなります。

1罰打になる代表的なケース

1罰打は、プレーヤーが救済を選ぶ場面や、球を動かしたことなどに関する規則でよく登場します。

ペナルティーエリアから救済を受ける

球がペナルティーエリアにあり、規則17に基づく罰ありの救済を選ぶ場合は1罰打を加えます。赤と黄では利用できる救済選択肢が異なります。

確認すること
  • 球がペナルティーエリアにあるか
  • 赤か黄か
  • 基点
  • 救済エリア
  • 1罰打

境界とローカルルールも確認します。

アンプレヤブルを宣言して救済を受ける

ペナルティーエリア以外で球をアンプレヤブルとする場合、規則19の選択肢に基づき1罰打で救済を受けます。バンカー内では選択肢に特別な条件があります。

【アンプレヤブル】

  • プレーヤー自身が判断
  • 1罰打の選択肢
  • バンカー内の特則
  • 救済方法を確認

球が難しい場所にあるだけで自動的に罰が付くわけではありません。

ストロークと距離の救済を受ける

球が紛失した場合やアウトオブバウンズとなった場合など、原則としてストロークと距離の罰に基づいて直前のストロークを行った場所からプレーします。

【ストロークと距離】

  • 1罰打を加える
  • 直前の場所へ戻る
  • 規則14.6に従ってプレー
  • ローカルルール採用の有無も確認

OBだから単純にその場で1打足して続けるわけではありません。

自分の止まっている球を動かした場合

規則上の例外がない状況で、自分の止まっている球を動かす原因となった場合は通常1罰打となり、球をリプレースします。グリーン上で偶然動かした場合など罰なしの例外があります。

 
同じ『球が動いた』でも場所・原因・例外によって罰が変わるため、状況を確認してから処置します。

2罰打になる代表的なケース

ストロークプレーで「一般の罰」が適用される違反は2罰打です。代表例を知っておくと、規則確認の入口になります。

誤所からプレーした場合

規則で求められる場所ではない場所から球をプレーすると、原則として一般の罰を受けます。ストロークプレーでは2罰打です。重大な違反の場合は訂正が必要になることがあります。

【誤所の例】

  • 誤った救済エリアから打つ
  • リプレースすべき場所を間違える
  • ティーイングエリア外から開始する場合の特則
  • 重大な違反か確認

ケースごとに適用規則を確認します。

誤球をプレーした場合

ストロークプレーで自分のインプレーの球ではない誤球にストロークすると一般の罰となり、その誤りを訂正して自分の正しい球をプレーする必要があります。

【誤球防止】

  • 識別マークを付ける
  • ブランド・番号を確認
  • 拾い上げる必要があれば規則に従う
  • 打つ前に確認

誤球へのストロークは自分のスコアのストローク数には数えませんが罰は適用されます。

不適合なアドバイスを与えたり求めたりする

ラウンド中、規則で認められないアドバイスを他の競技者へ与えたり求めたりすると一般の罰となります。

【アドバイスと情報】

  • クラブ選択を尋ねる行為に注意
  • 距離など公開情報は別扱い
  • パートナー等には例外あり
  • 競技形式を確認

何がアドバイスに該当するか規則10.2を確認します。

一般の罰はマッチプレーでは2罰打ではない

同じ違反でもマッチプレーでは一般の罰がそのホールの負けとなります。

 
『2罰打一覧』として丸暗記せず、『一般の罰がストロークプレーでは2罰打』と理解するのが正確です。

実際の条件には個人差や状況差があるため、この考え方を基準にしつつ、前後の条件も確認して判断しましょう。

ペナルティーをスコアへどう加える?

ストロークプレーでは、実際のストロークと罰打を合わせて各ホールのスコアを算出します。処置そのものを正しく行うことも重要です。

罰打もホールスコアに含める

例えば実際のストロークが5回で、そのホールで1罰打が適用されれば、原則としてその罰を含めたスコアを記録します。

単純な例
  • 実打5回
  • 1罰打
  • ホールスコア6

ただし違反によっては訂正や失格が関係するため、足し算だけで解決しない場合があります。

OBでは打ち直しのストロークも数える

OBでストロークと距離の救済を受ける場合、1罰打だけでなく、元の場所から次に行うストロークも通常どおり数えます。

ティーショットがOBの例
  • 1打目を打つ
  • OB
  • 1罰打
  • ティーから打ち直す次のストロークは3打目

採用されたローカルルールがある場合は別の選択肢が利用できることがあります。

複数の違反では罰の重複ルールがある

同じ行為や関連する行為で複数の規則違反が起きた場合、罰を単純に全部足すとは限りません。規則1.3c(4)などに罰の適用方法があります。

【複数違反時】

  • 違反の間に介在する出来事があるか
  • 同じ行為か
  • 関連する行為か
  • 委員会へ確認

自己判断で罰を重複させないようにします。

不明な場合は競技委員会へ確認する

競技中に適用規則や罰が分からない場合は、可能な手順に従って委員会へ確認します。

 
ペナルティーは『何打足すか』だけでなく、球をどこからどうプレーし直すかまで含めて確認しましょう。

この項目だけで結論を出さず、ほかの条件や実際の状態も合わせて確認すると、判断のずれを減らしやすくなります。

ペナルティーで間違えないための確認方法

規則は例外や競技形式による違いがあるため、代表例だけで全ケースを判断しないことが重要です。

まず競技形式を確認する

ストロークプレーかマッチプレーかで一般の罰の内容が変わります。

最初に確認
  • 競技形式
  • 球のあるコースエリア
  • 何が起きたか
  • ローカルルール

状況を順番に整理します。

この項目だけで結論を出さず、ほかの条件や実際の状態も合わせて確認すると、判断のずれを減らしやすくなります。

ローカルルールを確認する

委員会がローカルルールを採用していると、特定の状況で通常規則に追加・修正された処置が適用される場合があります。

【確認場所】

  • スコアカード
  • 競技要項
  • 掲示板
  • カート案内
  • 委員会からの配布物

一般的なネット記事だけで判断しません。

古いルール情報に注意する

ゴルフ規則や追加の詳説、ローカルルールひな型は更新されることがあります。

【情報源】

  • JGA
  • R&A
  • USGA
  • 競技委員会

競技日現在の規則を確認します。

迷う場合は急いで決めず、条件やリスクを確認してから進めることが大切です。後から変更できるかどうかも含めて判断しましょう。

罰の一覧は入口として使う

代表的な罰を知ることは便利ですが、実際の処置では例外や追加条件があります。

 
1罰打・一般の罰・失格という枠組みを理解し、実際のケースでは現行規則とローカルルールを確認するのが確実です。