ゴルフ場には、乗用カートを利用して移動するプレースタイルと、コースを歩いてプレーするスタイルがあります。カート付きなら必ず楽、徒歩なら必ず大変と単純には言えず、コースの高低差やカートの運用方法によって実際の負担は変わります。
カート付き・徒歩プレーを選ぶときは、自分の体力だけでなく、コースの高低差、カートの走行方法、歩く範囲、当日の気候まで確認することが重要です。それぞれの違いと選び方を解説します。
カート付きプレーと徒歩プレーの基本的な違い
最も大きな違いはホール間やショット地点への移動方法です。ただし、カート付きでもボール位置によって歩く必要があり、徒歩プレーでもバッグ運搬方法によって負担が変わります。
カート付きは乗用カートを利用して移動する
乗用カートを利用するゴルフ場では、プレーヤーやクラブをカートで運びながらラウンドします。長いホール間移動や高低差があるコースでは、徒歩だけの場合より移動負担を減らしやすくなります。
ただし、カート道路からボールまで離れていれば歩く距離は増えます。
徒歩プレーは自分でコース内を歩いて進む
徒歩プレーでは、ショット地点まで歩きながらラウンドします。バッグを担ぐ、手引きカートを使う、別の運搬方法を利用するなど、施設によってスタイルが異なる場合があります。
【主な違い】
- カート付き:乗車できる区間では移動負担を抑えやすい
- 徒歩プレー:コース内を歩く時間が長くなりやすい
- クラブ運搬:徒歩でも施設の運用によって方法が異なる
- 移動距離:コース設計やカート道路によって差が出る
予約プランの名称だけで想像せず、実際の運用を確認しましょう。
カート付きでも完全に歩かないわけではない
カートがコース内のどこまで入れるかはゴルフ場や当日の運用によって異なります。カート道路のみを走る場合、反対側のボールまで歩くことがあります。
グリーン周りなどカートが入れない場所もあるため、一定の歩行は前提にします。
徒歩プレーの体力負担はコース条件で変わる
平坦なコースと高低差の大きいコースでは、同じ18ホールでも身体への負担が異なります。気温や湿度、バッグの運び方なども影響します。
カート付きプレーが向いているケース
移動負担を抑えたい人や、高低差・ホール間距離が気になるコースではカート付きが便利です。一方で、カート運用によっては想像以上に歩く場合があります。
体力をショットに残したい場合
18ホールでは長時間プレーするため、後半に疲労が出る人もいます。乗車できる区間で休めれば、移動による疲れを抑えながらプレーしやすくなります。
【カート付きのメリット】
- 長い移動区間で体力を温存しやすい
- クラブをまとめて運びやすい
- ホール間移動をしやすい
- ナビ付きならコース情報を確認できる場合がある
ナビなどの設備はカートによって異なるため、必要ならゴルフ場の設備情報を確認します。
高低差のあるコースを回る場合
上り下りが多いコースでは、徒歩移動の負担が大きくなる場合があります。カートで移動できる区間が長ければ、脚への負担を抑えやすくなります。
ただし、カート道路の位置によってショット地点まで坂道を歩く場合もあります。
初心者が複数本のクラブを選びながら回る場合
初心者は残り距離に応じたクラブ選択に迷うことがあります。カートにクラブがまとまっていれば、必要なクラブを準備しやすくなります。
カートからボール位置へ行くときは、候補クラブを複数本持って移動するとプレー進行にも役立ちます。
暑さなどで長時間歩く負担を減らしたい場合
暑い日の徒歩プレーは身体への負担が増えます。カート利用でも熱中症対策が不要になるわけではなく、水分補給、休憩、体調管理が必要です。
【体調面の注意】
- 暑さや寒さに応じた服装を準備する
- 水分補給を行う
- 体調不良を我慢してプレーを続けない
- 持病や身体上の不安がある場合は必要に応じて専門家へ相談する
カート利用を過信せず、その日の気候と体調に合わせて無理のないプレーを心掛けます。
徒歩プレーが向いているケース
徒歩プレーはコースを歩きながら景色や次のショットを考えられるスタイルです。歩くことを楽しみたい人には魅力がありますが、体力とコース条件を考えて選びます。
歩きながらラウンドすること自体を楽しみたい
ショット地点まで歩く時間に次打を考えたり、コース全体を感じながらプレーしたりできるのが徒歩プレーの特徴です。普段から歩くことに慣れている人には選択肢になります。
【徒歩プレーのメリット】
- コースを歩く時間を楽しめる
- 次打地点まで移動しながら状況を確認できる
- カートへ戻る動きが少ない場合がある
- 歩行を含めたラウンドを好む人に向く
実際の快適さはコースの距離や高低差によって大きく変わります。
比較的平坦で歩きやすいコース
高低差が小さく、ホール間の移動も短いコースなら徒歩プレーを選びやすくなります。反対に急な上り下りや長い移動が多い場合は、想定以上に疲れることがあります。
初めてのコースでは、公式サイトのコース案内やプレースタイルを確認します。
普段から十分に歩く体力がある
18ホールを歩くには継続的な体力が必要です。前半で歩けても後半に疲れてショットへ影響する場合があるため、自分の普段の活動量も考えます。
初めて徒歩プレーをするなら、無理のない季節やコースから試す方法があります。
クラブの運搬方法を確認できている
徒歩プレーでも、バッグを自分で担ぐのか、手引きカートなどを利用できるのかで負担が違います。予約前に運搬方法を確認します。
カート付きでも確認したい走行条件
「カート付き」と書かれていても、走行方法はゴルフ場によって異なります。カート道路のみ、条件付きでコース内走行可能など、実際の歩行量に影響します。
カート道路のみを走行するタイプ
カートが指定道路を走る場合、ボールが道路の反対側にあるとクラブを持って歩く必要があります。ショット地点へ向かうときは距離を確認し、候補クラブを複数本持ちます。
【カートから離れるときの準備】
- ボール位置と残り距離を確認する
- 使いそうなクラブを複数本持つ
- 必要な小物も持って移動する
- ショット後は忘れ物を確認する
カートへ何度も戻る動きを減らすと、プレー進行にもつながります。
フェアウェイ乗り入れには条件がある場合がある
ゴルフ場によってはカートのコース内乗り入れを行う場合がありますが、天候、コース状態、利用条件などによって制限されることがあります。
乗り入れを前提に予約する場合は、当日の可否や追加条件を公式案内で確認してください。
自走式とリモコン式など操作方法も異なる
カートの運行方式は施設によって異なります。自分で運転するタイプでは安全運転と施設ルールの順守が必要です。リモコン式などの場合も、案内された操作方法に従います。
【カート利用の注意】
- 施設が指定する走行ルールを守る
- 危険な場所では無理に操作しない
- 乗降時や発進時に周囲を確認する
- 当日のコース内乗り入れ可否を確認する
初めて利用するカートでは、スタート前の案内を確認しましょう。
カートナビなどの設備も確認する
カートにGPSナビなどが搭載されている場合、グリーンやハザードまでの距離を確認できることがあります。機能は施設によって異なるため、設備を重視するなら事前に確認します。
体力とコース条件からプレースタイルを選ぶ方法
カート付きと徒歩のどちらを選ぶかは、料金だけでなく18ホールを安全に回り切れるかで考えます。季節や同行者の体力も含めて判断しましょう。
自分と同行者の体力を基準にする
自分は徒歩で問題なくても、同行者が長時間の歩行に慣れていない場合があります。グループ全体が無理なくプレーできる方法を選びます。
特に初ラウンドでは、ショット以外にも緊張や移動で疲れやすいことを考慮します。
コースの高低差とホール間移動を見る
コース案内からアップダウンの程度やプレースタイルを確認します。徒歩プレーを希望していても、急な高低差が多いコースならカート付きのほうが適する場合があります。
| 確認項目 | カート付きが候補 | 徒歩が候補 |
|---|---|---|
| 体力 | 歩行負担を抑えたい | 長時間歩くことに慣れている |
| 高低差 | アップダウンが大きい | 比較的平坦 |
| 気候 | 暑さなどで負担を減らしたい | 歩きやすい気候 |
| 目的 | 体力をショットへ残したい | 歩くラウンドを楽しみたい |
表は目安であり、実際の運用や当日の体調を優先します。
季節と天候を考える
同じコースでも真夏と穏やかな季節では歩行負担が異なります。雨天時は足元が悪くなることもあるため、天候に合ったシューズや雨具を準備します。
悪天候や体調不良時は無理をしない判断が重要です。
予約前に実際のプレースタイルを確認する
予約サイトで「カート付き」と表示されていても、走行方式や乗り入れ条件まで分からない場合があります。徒歩プレーについてもバッグ運搬方法などを公式サイトで確認します。
- 乗用カートの有無
- カートの走行方法
- コース内乗り入れの条件
- 徒歩時のクラブ運搬方法
- コースの高低差と当日の気候
これらを確認すると、料金表示だけでは分からない実際の負担を比較できます。