ティーショットやセカンドショットがコースの外へ飛んだとき、「OBなら何打罰なのか」「どこから打ち直すのか」で迷う初心者は少なくありません。正式なゴルフ規則では、OBになった球はそのまま続けてプレーできません。
球がOBになった場合は、原則として1罰打を加え、直前のストロークを行った場所から別の球をプレーする「ストロークと距離の救済」を受けます。ティーショットがOBなら、打ち直す球は第3打になります。
ゴルフのOBとは?境界の見方
OBはアウトオブバウンズの略で、コースの境界の外側を指します。白杭などが境界を示す場合がありますが、実際の境界は委員会が定めた方法で判断します。
球全体が境界の外ならOB
止まった球のすべてがコースの境界の外にある場合、その球はOBです。球の一部でも境界の内側の地面や物に触れている、または境界の上方にある場合はインバウンズです。
実際のラウンドでは、状況によって適用する規則や救済方法が変わるため、球を動かす前に現在の位置と直前のプレーを確認することが大切です。
白杭がある場合は境界を確認する
境界杭が使われている場合、境界は杭のコース側の点を地表レベルで結んだ線によって定められます。ゴルフ場によって壁やフェンスなど別の方法で境界が定められる場合もあります。
初心者は結果だけを覚えるのではなく、「どこから次のプレーをするのか」「罰打が付くのか」をセットで確認すると処置を間違えにくくなります。
プレーヤー自身はOB側に立てる
球がコース内にあれば、プレーヤーがOB区域に立ってその球をプレーすることはできます。「足がOBに出たら打てない」という意味ではありません。
- 球全体が境界の外にあるか
- 境界を何が定めているか
- 球の一部がコース内に残っていないか
- ローカルルールで境界の説明がないか
境界付近では見た目だけで即断せず、定められた境界線と球の位置を確認します。
OBの球をそのまま打たない
OBにある球はインプレーではありません。見つかったからといって、その場所から次のショットを続けることはできません。
ボールがOBになったらどう処置する?
OBになった場合の基本処置は、1罰打を加えて直前のストロークを行った場所からプレーし直すことです。これをストロークと距離の救済と呼びます。
ティーショットがOBならティーイングエリアから打ち直す
第1打がOBなら、その1打に加えて1罰打となり、ティーイングエリアから打ち直す球が第3打です。ティーイングエリアから再プレーする場合は、規則に従ってティーアップできます。
競技やゴルフ場でローカルルールが設定されている場合もあるため、一般規則との違いをスタート前に確認しておくと安心です。
2打目がOBなら2打目を打った場所から再プレーする
フェアウェイなどから第2打を打ってOBになった場合は1罰打を加え、直前のストロークを行った場所から再びプレーします。元の場所がジェネラルエリアなら、規則14.6に従って球をドロップして再プレーします。
OBは「2罰打」と覚えない
ティーショットがOBになった後の打ち直しが第3打になるため、「OBは2罰打」と表現されることがありますが、正式な処置では1罰打です。第1打をすでに行っているため、1罰打を加えると次が第3打になります。
- 最初のティーショット:第1打
- OBによるストロークと距離の救済:1罰打
- ティーイングエリアから打ち直す球:第3打
実際のストロークと罰打を分けて数えると、スコアを間違えにくくなります。
前進ティーがある場合は当日のルールを確認する
一般営業のゴルフ場では、進行のため前方の特設位置からプレーする案内が設けられる場合があります。その処置や打数はゴルフ場のローカルルールに従い、公式規則の基本処置と混同しないようにします。
OBかもしれないときは暫定球を使う
打った球がOBかもしれない場合、現地まで行ってOBと分かってから元の場所へ戻ると時間がかかります。そこで、条件を満たす場合は暫定球をプレーできます。
OBまたはペナルティーエリア外で紛失の可能性があるときに使える
元の球がOBかもしれない、またはペナルティーエリア外で紛失する可能性がある場合は、時間節約のため暫定球をプレーできます。
実際のラウンドでは、状況によって適用する規則や救済方法が変わるため、球を動かす前に現在の位置と直前のプレーを確認することが大切です。
暫定球だと明確に示してから打つ
暫定球をプレーするときは、その意思を明確に示します。単に「もう1球打ちます」だけで済ませず、「暫定球を打ちます」と分かるようにします。
初心者は結果だけを覚えるのではなく、「どこから次のプレーをするのか」「罰打が付くのか」をセットで確認すると処置を間違えにくくなります。
元の球が3分以内にコース内で見つかれば原則そちらを続ける
暫定球がまだインプレーの球になっておらず、元の球が捜索時間3分以内にペナルティーエリア外のコース上で見つかった場合、暫定球を放棄して元の球をあるがままにプレーします。
【暫定球の基本】
- OBまたはペナルティーエリア外で紛失の可能性があるときに使う
- 時間節約が目的
- 暫定球であることを明確にする
- 元の球が規則上見つかれば暫定球を放棄する
- 元の球がOBまたは紛失なら暫定球がインプレーになる
暫定球には、どこまでプレーするとインプレーの球になるかなど追加の規則があります。競技では状況に応じて規則18.3を確認します。
元の球がOBなら暫定球で続ける
元の球がOBであることが分かった場合、暫定球はストロークと距離の罰のもとでインプレーの球になります。ティーから打った暫定球なら、そのストロークは第3打として数えます。
OBで初心者が間違えやすい処置
OBはペナルティーエリアと混同されやすく、自己流の処置でスコアを付けてしまうことがあります。正式な規則とゴルフ場独自の進行方法を分けて理解します。
OB地点の横から1罰打でドロップするのが基本ではない
通常の規則18.2では、OBになった場所の近くへ1罰打でドロップして続ける処置ではありません。原則はストロークと距離の救済です。
競技やゴルフ場でローカルルールが設定されている場合もあるため、一般規則との違いをスタート前に確認しておくと安心です。
ペナルティーエリアとは処置が違う
赤や黄のペナルティーエリアには規則17による救済方法がありますが、OBは規則18によるストロークと距離が基本です。白杭と赤・黄の杭を同じ扱いにしないようにします。
実際のラウンドでは、状況によって適用する規則や救済方法が変わるため、球を動かす前に現在の位置と直前のプレーを確認することが大切です。
OBの球が見つかってもプレーしない
境界の外で元の球が見つかっても、その球をあるがままに打って続けることはできません。規則に従って再プレーします。
【OBで避けたい勘違い】
- OBは常に2罰打だと思う
- OB地点の横から自由にドロップする
- ペナルティーエリアと同じ救済を使う
- OBの球を見つけた場所から打つ
- ゴルフ場独自の前進処置を公式規則だと思う
委員会がモデルローカルルールを採用している場合など、別の選択肢が認められるケースもあります。その場合は適用条件を確認します。
境界付近では球の位置を正しく確認する
白杭の近くに球があるだけでOBとは限りません。球全体が境界の外にあるかを確認してから処置します。
OBになったときの判断手順
ラウンド中に球を大きく曲げたときは、OBの可能性を考えて早めに準備します。現地へ行ってから慌てないよう、暫定球を使える状況も覚えておきます。
打球の行方を最後まで見る
境界方向へ飛んだ場合は、木や杭など着地点の目印を覚えます。同伴者にも方向を見てもらうと確認しやすくなります。
初心者は結果だけを覚えるのではなく、「どこから次のプレーをするのか」「罰打が付くのか」をセットで確認すると処置を間違えにくくなります。
OBの可能性があれば暫定球を検討する
ペナルティーエリア外で紛失する可能性も含め、条件を満たすなら元の場所を離れる前に暫定球をプレーします。
競技やゴルフ場でローカルルールが設定されている場合もあるため、一般規則との違いをスタート前に確認しておくと安心です。
現地で境界と球を確認する
球が見つかったら、境界の定め方と球全体の位置を確認します。OBなら元の球ではプレーを続けません。
【OB時の基本手順】
- 打球の方向と着地点を見る
- OBの可能性があれば暫定球を宣言してプレーする
- 現地で元の球と境界を確認する
- OBならストロークと距離の処置を適用する
- 暫定球を打っていれば規則に従ってその球で続ける
- 罰打を含めてスコアを確認する
プライベートラウンドで前進ティーなどを使う場合は、スタート前またはその場でゴルフ場の案内を確認します。
スコアはストロークと罰打を分けて数える
「何打罰だったか」だけで考えず、実際に行ったストロークと追加された罰打を順番に確認します。ティーショットOBなら、第1打+1罰打の後に第3打をプレーすると整理できます。